Google Workspace 有料版と無料版の違い
GmailやGoogleカレンダーをはじめ、Googleのサービスを利用している方は多いと思います。
かくいう私も、プライベート含め使用していますが、無料版だとやはり不都合な部分も多く、業務ではビジネス向けのグループウェア「Google Workspace」を使っています。
お客さまにご紹介する機会もしばしばあるため、今日は、Google Workspace 有料版と無料版の違いや、メリット・デメリットについてまとめてみたいと思います。
目次
無料版・有料版の違いと特徴
無料版と有料版ともに利用している経験から、判断材料となりうる主な違いや特徴を表にまとめました。
サービス名 | 無料版の主な特徴 | 有料版の主な特徴 |
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Gmail |
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Google カレンダー |
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Google ドキュメント/スプレッドシート/スライド |
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Google Drive |
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Google Meet |
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Google Chat |
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Gemini |
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管理コンソール |
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セキュリティ |
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サポート |
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Google Workspaceの料金プラン
Google Workspaceには、以下の4つの料金プランがあります。
- Business Starter(小規模ビジネス向け)
- Business Standard(中小企業向け)
- Business Plus(中小企業向け)
- Enterprise(大企業向け)
なお、弊社からのご紹介でGoogle Workspaceにお申し込みいただくと「初年度料金10%割引」の特典をうけられます。ご希望の場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。(※Enterpriseプランは除く)
Starter(小規模ビジネス向け)
Google Workspaceの最も基本的なプランで、小規模ビジネスや個人事業主向けです。
低コストで基本的なメリットを享受できます。
月額 | 950円(年一括払いの場合800円) |
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ストレージ容量 | 30GB |
ユーザー数上限 | 300人 |
Standard(中小企業向け)
Business Starterよりも機能が拡張され、中小企業に最適なプランです。
より多くのストレージと、会議の利便性を高める機能が追加され、チームでの共同作業を円滑に進められます。
弊社はこのプランを使っています。
月額 | 1,900円(年一括払いの場合1,600円) |
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ストレージ容量 | 2TB |
ユーザー数上限 | 300人 |
Plus(中小企業向け)
Business Standardよりもさらにセキュリティと管理機能が強化されたプランで、高度なデータ管理やコンプライアンス要件を持つ企業向けです。
大容量ストレージ、大規模会議への対応、および厳格なセキュリティ・コンプライアンス要件を満たすための高度な機能が提供されます。
月額 | 3,000円(年一括払いの場合2,500円) |
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ストレージ容量 | 5TB |
ユーザー数上限 | 300人 |
Enterprise(大企業向け)
ユーザー数に制限がなく、大規模企業向けに設計された、最も包括的で高度な機能を提供するプランです。Googleの営業担当者への問い合わせが必要です。
大規模な組織が必要とする、無制限のストレージ、最高レベルのセキュリティ、コンプライアンス、および管理機能を網羅しており、きめ細やかなカスタマイズが可能です。
ユーザー数の上限から、300名以上のユーザーがいる企業は、必然的にEnterpriseプランを選択することとなります。
月額 | 4,760円(年一括払いの場合3,980円) |
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ストレージ容量 | 5TB |
ユーザー数上限 | 無制限 |
私が有料版のGoogle Workspaceを使うようになったきっかけ
無料版Googleサービスのデメリットと言っても良いかもしれませんが、私が有料版のGoogle Workspaceを使うようになったきっかけをご紹介いたします。
独自ドメインのメールアカウントの受信が遅い
無料版Gmailに独自ドメインのメールアカウントを追加して利用していたことがありました。
しかしこの場合、いかんせんメールの自動受信頻度が低いため、とにかく受信が遅いのです。
必要に応じて、手動で受信ボタンをクリックしたりすることで対応していましたが、ビジネスで使用するにはやはり無理があると感じました。
管理コンソールが存在しない
一人で働いているフリーランスの方であればまだしも、従業員がいる場合、「管理コンソールが存在しない」というデメリットは大きいです。
そもそも無料版はあくまでも個人利用を前提としているため、複数従業員がいる場合、それぞれ個人が管理することになります。
例えばAさんが退職する場合、Aさん個人のGoogleアカウントを削除することは、当然Aさんにしかできませんし、もちろんパスワードもAさんが自由に変えることができます。
つまり、従業員が業務上で使用したメールアカウントを会社側で管理できない。これはどんな小さな企業であれ、管理体制としてよろしくありません。
管理コンソールがあれば、管理者が各従業員用のメールアカウントを完全に管理できます。
ストレージの容量が少ない
無料版の場合、GmailやGoogleドライブ、Googleフォト等をあわせて15GBの容量しかありません。
特に僕らのような業種は、扱うファイルの容量が大きく、まったく足りません。
容量を追加購入することもできますが、この場合下記の費用がかかってきます。
- ベーシック:100GB(2,900円/年)
- スタンダード:200GB(4,400円/年)
- プレミアム:2TB(14,500円/年)
ストレージの容量を追加するだけのために、これらの費用を支払うのなら、有料版のGoogle Workspaceにした方が断然コスパが良い。
例えば、zoomに課金している方であれば、リモート会議のツールをGoogle Meetに切り替えるだけで元もとれてしまいます。
今や業務で活用することも増えてきたAI、Geminiの高機能AIモデルが使用できることや、Google社のサポートが受けられるというのも、いざというとき安心ですよね。
Google Workspace 有料版のデメリット
とはいえ、Google Workspace にもデメリットはあります。
それは導入時の初期設定がやや難解なこと。
私たちのように、Webの知識があればどうということはないのですが、ドメインの設定等、無料のGoogleアカウントを発行するのとは少々勝手が違います。
そこがややネックかなと。
おわりに
さまざまなアプリケーションやツールに、ビジネス向けの機能を加えたクラウド型サービス「Google Workspace」。
有料版と無料版の違い、ご理解いただけましたでしょうか?
Google Workspaceに限らず、私たちのようなデスクワークや、ビジネスシーンにおいて、こういったツールはもはや必要不可欠なサービスと言ってもよいでしょう。
とりわけビジネスにおいては、有料プランでの利用がほとんどとなるかと思いますが、各プランの特徴や違いなどをふまえ、最適なプランを選択してくださいね。
※本記事に記載している内容は執筆時点の情報となります。必ず公式ページにてご確認ください。
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