ブラウザキャッシュの削除方法

Webサイトの更新作業を行った際、実施した変更がすぐに反映されないことがあります。

こういった場合の多くは、キャッシュデータ（PCやスマホに一時的に保存されているデータ）の影響によるもの。

下記いずれかの方法でキャッシュデータの影響を受けずに読み込むことができます。

方法その1：キャッシュデータを削除する

リロードしてもダメな場合、キャッシュを削除する機能がブラウザには備わっています。
キャッシュデータは一定期間で削除されますが、下記の方法で削除することができます。

パソコンの場合

ブラウザ毎に操作は異なりますが、下記が参考になるかと思います。

»ブラウザのキャッシュをクリアする方法 – Adobe

スマートフォンの場合

スマートフォンは特にリロードだけではキャッシュが消えないことが多く、そんな時は下手順にてキャッシュデータを消してみてください。

Andoroidの場合
»キャッシュと Cookie の消去 – Googleアカウントヘルプ

iPhoneの場合
»iPhoneのSafariでキャッシュを消去する – iPhoneユーザーガイド

方法その2：スーパーリロード

スーパーリロードを行うとキャッシュデータを無視して、すべてのデータを再読み込みします。
OSごとのスーパーリロードの方法は下記のとおりです。

Windows

• Shift + 更新ボタン
• Ctrl + F5
• Ctrl + Shift + R

Mac

• Shift + 更新ボタン
• Command + Shift + R

方法その3：シークレットモードで見る

閲覧履歴等の残らないシークレットモード。
このシークレットモードでは、キャッシュデータが保存されないので、最新の状態のサイトを確認できます。

ただしシークレットモードで開いている間はキャッシュが残りますので、再度確認する場合は開いているシークレットウィンドウを閉じて、新たにシークレットウィンドウを立ち上げる必要があります（別ウィンドウや別タブでも同様です）

そもそもキャッシュ（cache）とは

例えば、スマートフォンでWebサイトを見たとします。すると、その見たWebサイトを構成するデータはスマートフォンに一時的に保存されています。

つまり、今、このブログを見てくださっているあなたのパソコンもしくはスマホには、この記事ページのデータが保存されていることになります。

「初めてアクセスした時はなんかちょっと表示が重かったけど、2回目以降、サクサク表示されるようになった」

こんな経験をしたことがあるかもしれません。

これは、初めてアクセスした際にスマホに保存しておいたデータを使って読み込み速度を上げているからなんですね。

この「一時的に保存する技術」のことをキャッシュと言います。

Webサイトの他にも、身近なところだとスマートフォンアプリなんかでも同様の技術が使われています。

ちなみにキャッシュの消し方にはこんなやり方も

キャッシュの消し方は前述したとおりなのですが、僕たちプロは少し違った操作で削除します。

メインで使うブラウザがChromeなので、Chromeで説明します。

1. シークレットモードでChromeのウインドウを開きます
2. 画面（バナーや画像等の要素が何もない部分）を右クリックし「検証」をクリック、デベロッパーツール*という画面を開きます
3. その状態で、ブラウザのリロードボタンを右クリック「キャッシュの消去とハード再読み込み」をクリック

※デベロッパーツール：Google Chromeに搭載されている僕たちのようなサイト制作者や開発者用の検証ツールです
　ショートカット：Ctrl+Shift+I（Windows）/ Command + Option + I（mac）

業務上、毎日何度もキャッシュを消しますので、パパっと削除したいんですよね。

ややこしく見えるかもしれませんが、なれれば数秒でキャッシュが消せますので、興味のある方は参考にしてみてください。