Instagramのシームレスなショッピング

Instagramのシームレスなショッピング機能、ShopNow
https://business.instagram.com/a/shopping-on-instagram?locale=ja_JP

Instagram(インスタグラム)の投稿から購買意欲を保持したまま、その商品を購入できるようサイト遷移を促すサービスShopNow。米国では以前よりショップ機能が実装されていましたが、日本国内でも大手企業アカウントの試運用を経て一般企業向けに2018年6月5日(火)に正式リリースされました。

ショップ機能を利用するための必須条件

ショップ機能を利用するためには、いくつかの条件があり、Instagramの認可がおりたアカウントで実装可能となります。Facebookページとの連携が必須となりますので、あらかじめアカウントを用意する必要があります。

  1. Instagramアカウントを所有していること
  2. Instagram(個人用プロフィール)をビジネスプロフィールへ移行していること
  3. Facebookページを所有していること
  4. FacebookページとInstagramアカウントを接続(連携)していること
  5. Facebookページに取り扱い商品・製品を登録していること
    ショップセクションの追加方法 または、ビジネスマネージャのカタログ作成にて登録。このほか、連携が可能な国内ECプラットフォームもあります。
  6. Facebookのコマース製品提供者契約&コマースポリシーに準拠している商品であること
  7. Instagram側での審査

Instagramショップ機能を活用している企業アカウント

  • 植物と共に生きるボタニカルライフスタイル BOTANIST
  • オリジナルハンドメイドマーケットプレイス minne
  • 日本最大級のファッション通販サイト ZOZOTOWN

Instagramの注目企業アカウント

2018年6月15日現在ではショップ機能は実装されていませんが、今後の動向に注文している2社をご紹介します。

Whole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)
2017年8月28日にAmazon.com137億ドルで買収し、買収発表か3週間ほどで300商品近くをAmazon Prime Now(プライム ナウ)に出品。少量購入、まとめ梱包発送が可能なAmazon Pantry(パントリー)への対応など圧倒的なスピード感、顧客のニーズ対応などに注目しています。
Instagram – https://www.instagram.com/wholefoods/
EC – 365 Everyday Value(ホールフーズのプライベートブランド)
Costco Wholesale(コストコ ホールセール)
食料品、日用品を扱うグローバルリテーラーコストコ。「倉庫型小売店」として、入荷したままの商品状態を維持し、そのまま陳列販売することで管理や陳列にかかかる人件費などのコストを徹底的に抑えている企業です。2019年に日本国内のEC業界へ参入を行うという二ュースがあり、業務用食材販売(toB、toC含)を行なっている食品EC企業の動向にも注目しています。
Instagram – https://www.instagram.com/costco/
EC – Welcome to Costco Wholesale

ショップ機能を体験してみよう

スマホアプリInstagramから閲覧すると、ショップ機能に対応しているアカウントには「ショップ」という項目が表示されています。このショップボタンをタップすることで、商品購入が可能な設定がされている商品のみにソートされます。また、各投稿の写真右上には購入できる商品である場合(タグ設定が行われている商品)、ショッピングバッグアイコンが表示されます。

ZOZOTOWN Instagramスクリーンショット

各投稿画面の画像をタップすることで、関連付けられたタグ設定が表示されます。さらに、タグをタップすることで商品購入へとシームレスな遷移を体感できます。「購入する」タブをタップすることで、ZOZOTOWN公式通販サイト商品ページへと誘導されます。

ZOZOTOWN Instagram詳細画面スクリーンショット

2018年6月15日時点ではPC未対応

現在は、PCサイトでの閲覧には未対応となっています。エンドユーザーもスマホアプリからの流入が主ではあるかと思います。ただPC閲覧ユーザーもいるため、今後対応されるのか期待です。

ZOZOTOWN Instagramスクリーンショット

アカウント運用の懸念点

Instagramのアカウント運用は今後企業にとっても柱の1つに成り得ます。ただ、ECサイトへの連携ばかりの投稿になってしまうとリテーラーアカウントとして見做されてしまうため、ファンが激減する可能性があります。企業のブランディングをメインとした運用を行う場合、ShopNow連携が逆効果になってしまう可能性もあります。

可能であれば、ブランディング専用アカウントとEC専用アカウントの2軸で運用するのが良いかもしれません。ブランドが確立されている場合やバランスのとれた投稿が行える場合は一元管理が良いでしょう。

まとめ

写真や動画投稿のみならず、中高生などの若年層がtwitterからInstagramのストーリーへと利用が遷移する中、ついにECプラットフォームへと動き出したInstagram。今後、Webサイト制作に携わる方々はWebサイトのみでなく、様々なツールやサービスのメリット、デメリット、運用方針などを明確にして付き合っていく必要が重要になりますね。

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