SEO対策で絶対にやってはいけない3つの施策

SEO対策で絶対にやってはいけない3つの施策

SEO対策には、Googleのガイドラインを守る正攻法(ホワイトハットSEO)と、ルールの抜け穴を突く手法(ブラックハットSEO)の2種類があります。後者は一時的に順位が上がるケースもありますが、発覚した場合はペナルティの対象となり、検索結果から除外されるリスクがあります。本記事では、絶対にやってはいけないブラックハットSEOの具体例3つと、その理由を解説します。

この記事のポイント

  • SEO対策には「ホワイトハットSEO(正攻法)」と「ブラックハットSEO(ルール違反)」の2種類がある
  • ブラックハットSEOはペナルティ対象となり、最悪の場合は検索結果から除外される
  • やってはいけない施策は「①テキストを隠す」「②不自然な被リンクを増やす」「③コンテンツをコピーする」の3つ
  • 過去にブラックハットSEOを実施していた場合は、早急に対処が必要

この記事が向く人・向かない人

向く人

  • SEO対策を始めようとしている経営者・Web担当者
  • 古いサイトをリニューアル・引き継いだ際に問題がないか確認したい方
  • 業者からSEO施策を提案されたが、正しいやり方か判断したい方

向かない人

  • SEOの具体的な改善手法(コンテンツ作成・技術対策など)を求めている方

ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの違いは何か?

SEO対策は、アプローチによって大きく2種類に分けられます。

種類 概要 リスク
ホワイトハットSEO Googleのガイドラインに沿った正攻法。良質なコンテンツ作成・技術的な最適化など なし
ブラックハットSEO 検索エンジンのアルゴリズムの穴を突く手法。本来の品質に見合わない順位を狙う ペナルティ・検索結果からの除外

「ホワイトハット」「ブラックハット」という名称は西部劇に由来します。白い帽子をかぶるのが正義の味方、黒い帽子をかぶるのが悪役、というお約束ごとから来ています。現在のSEOはホワイトハットが主流であり、ブラックハットSEOはGoogleのアルゴリズム改善によって効果がなくなるだけでなく、ペナルティのリスクも高まっています(参考:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー)。

以下では、特に注意が必要な3つのブラックハットSEOを解説します。

① テキストを隠す(隠しテキスト)

キーワードを大量に埋め込みつつ、ユーザーには見せないようにする手法です。検索エンジンのロボットには読まれるが人間には見えない、という状態をつくることを目的としています。

主な手法は下記の3つです。

text-indentによる画面外への追い出し

Webサイトの制作に欠かせないプログラミング言語のひとつにCSSというレイアウトや装飾に使用する言語があります。そのCSSのうち「text-indent」という指示の種類があります。

  • 正しい使用例:text-indent: 10px;(文章の左側に10pxの空白を挿入)
  • 悪い使用例:text-indent: -9999px;(文章を画面外に吹き飛ばして非表示)

このtext-indentを使用し、通常ではありえないサイズのスペースによって、本来表示されるべき箇所から画面外へ吹き飛ばして隠す、というわけです。これで検索エンジンの読むデータ(HTML)上はテキストが存在し、人間の見た目上は存在しないことにできます。

背景色と文字色を同じにする

背景が白いページで文字色も白にすることで、テキストを視覚的に消す方法です。見た目には何も表示されていないように見えますが、HTMLソース上にはテキストが存在します。
かつては不自然な余白部分をカーソルでなぞると隠しテキストが現れる、という手口が多く見られました。

隠しテキストの説明画像

文字サイズを極端に小さくする

フォントサイズを0に近い値にすることで、実質的に読めない状態にする手法です。なお、SEO目的でなくても読みにくい文字サイズはGoogleの評価を下げる可能性があります。

② 不自然な被リンクを大量に増やす

Googleは「信頼性の高いサイトから被リンク(外部サイトからのリンク)を受けているサイトは良質なサイトである」と評価します。この仕組みを悪用し、人工的に被リンクを増やす手法がブラックハットSEOにあたります。

リンクの購入はなぜ禁止なのか?

金銭を支払って被リンクを購入する行為は、Googleのガイドライン上明確に禁止されています。過去には「リンク貼り屋」と呼ばれる業者がWebサイトを量産し、特定サイトへのリンクを大量に販売するといったビジネスが存在しました。現在はアルゴリズムによって検出され、当然ペナルティ対象となります。

自作自演のリンクはなぜNGなのか?

自社で複数のサイトを制作し、そこから自サイトへリンクを貼る「自作自演の被リンク」も同様にNGです。過剰な相互リンク(お互いのサイトにリンクを貼り合う)も対象となります。

過去にこういった施策を実施していた場合は、まず悪質なリンク元のサイト管理者にリンク削除を依頼してください。それが難しい場合、手動ペナルティを受けているケースに限り、Search Consoleのリンク否認ツールの使用を検討します。状況によってはドメインごと変更を検討する必要があるケースもありますが、現在のGoogleはアルゴリズムで低品質な被リンクの多くを自動的に無視するため、否認ツールが必要なケースは限られます。詳しくは「【Search Console】被リンクの調べ方と被リンク確認の重要性」を参照してください。

③ コンテンツをコピーする(重複コンテンツ)

他社サイトのコンテンツをそのままコピーして自サイトに掲載する手法です。検索エンジンにヒットするページを手間なく量産することを目的とした行為ですが、著作権侵害にあたるうえ、SEO的にもペナルティ対象です。

Googleはインターネット上に存在する重複したコンテンツ(「重複コンテンツ」「コピーコンテンツ」とも呼ばれます)を検出する仕組みを持っており、オリジナルではないと判断されたページは評価が大幅に下がります。他社サイトを参考にすることは問題ありませんが、内容をそのままコピーすることは絶対に避けてください。

よくある質問

Q. 知らずにブラックハットSEOをやっていた場合はどうすればよいですか?

A. まずSearch Consoleで被リンク状況を確認し、不自然なリンクがあればリンク否認ツールで対処します。隠しテキストがある場合はHTMLから削除してください。状況が複雑な場合は制作会社や専門家に相談することをおすすめします。

Q. SEO業者から「被リンクを増やします」と提案されたのですが大丈夫ですか?

A. 注意が必要です。自然な被リンク獲得(良質なコンテンツが評価されてリンクされる状態)であれば問題ありません。しかし「大量の被リンクを短期間で増やす」という提案はブラックハットSEOの可能性が高く、ペナルティのリスクがあります。

Q. 隠しテキストや不自然な被リンクはどうやってGoogleに検出されるのですか?

A. Googleのアルゴリズムと手動による審査の両方で検出されます。特に手動審査でペナルティが確定した場合はSearch Console上に通知が届きます。アルゴリズムの精度は年々向上しており、かつては有効だった手法も現在ではほぼ検出されます。

Q. ホワイトハットSEOで成果を出すにはどのくらいかかりますか?

A. 一般的に3〜6ヶ月以上かかります。即効性はありませんが、持続的な効果が見込めます。SEOの基本については「SEOとは何か?仕組み・種類・具体的な対策をわかりやすく解説」を参考にしてください。

Q. SEO専門業者とWeb制作会社、どちらに依頼すればよいですか?

A. 目的によって異なりますが、ホームページを持っていない・リニューアルしたい場合はWeb制作会社への依頼が先決です。SEO専門業者は既存サイトの検索順位改善に特化しており、サイトの質そのものを改善する力は制作会社の方が高い場合があります。また制作と運用を別々の会社に依頼すると情報共有が滞りやすいため、一貫して対応できる制作会社に相談することをおすすめします。アットノエルでは制作時からSEOを考慮した設計を行い、公開後の運用・コンテンツ改善まで一体でサポートしています。

怪しいSEO業者を見分けるにはどうすればよいか?

「SEO対策をします」という営業は数多く存在しますが、なかにはブラックハットSEOを用いる業者も含まれています。アットノエルにも「以前頼んだSEO業者の施策が原因でペナルティを受けた」「SEO業者に費用を払い続けたが成果が出なかった」というご相談が寄せられることがあります。以下のような提案をしてくる業者には注意が必要です。

  • 「被リンクを大量に増やします」:人工的な被リンクはペナルティ対象。自然な被リンクは購入で得られるものではない
  • 「短期間で検索1位を保証します」:SEOに即効性はなく、順位保証はそもそも不可能。Googleも保証を謳う業者に注意するよう公式に警告している
  • 「対策内容を教えられない(企業秘密)」:正攻法であれば説明できないはずがない。透明性のない施策は疑うべき
  • 「月額費用が極端に安い」:質の高いコンテンツ作成や技術対応には相応のコストがかかる。安すぎる場合は手法を確認する

SEO業者を選ぶ際は、具体的にどのような施策を行うのかを必ず確認してください。説明が曖昧な場合や、成果を過度に保証する場合は依頼を見送ることをおすすめします。

まとめ

SEO対策でやってはいけないブラックハットSEOの施策は「①テキストを隠す」「②不自然な被リンクを増やす」「③コンテンツをコピーする」の3つです。いずれもペナルティ対象となり、最悪の場合は検索結果から完全に除外されます。

  • ブラックハットSEOは短期的に効果が出ても、ペナルティのリスクが常にある
  • 過去に実施していた場合は早急に対処が必要
  • 現在のSEOはGoogleのガイドラインに沿ったホワイトハットSEOが唯一の正解
  • SEO業者の提案は内容をよく確認し、不自然な被リンク増加などを謳う業者には注意する

自社サイトのSEO対策について不安がある場合は、アットノエルの運用サポートにご相談ください。

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