WordPressのアップデートが大切な理由。放置するとどうなるのか?

WordPressのアップデートが大切な理由

WordPressを使っているサイトを運用しているが、アップデートはしたことがないそういったケースは少なくありません。WordPressのアップデートは、特にセキュリティ面において定期的に行うことが重要です。本記事では、なぜアップデートが必要なのか・放置するとどうなるのか・アップデートの種類と対応方法を解説します。

この記事のポイント

  • WordPressはCMSシェアNo.1のため、攻撃の標的になりやすい
  • アップデートを放置すると、脆弱性を突かれてサイト改ざん・情報漏洩のリスクが高まる
  • アップデートには「マイナー(自動推奨)」と「メジャー(手動推奨)」の2種類がある
  • メジャーアップデートは制作会社に依頼するのが安全

この記事が向く人・向かない人

向く人

  • WordPressサイトを運用しているが、アップデートをしていない方
  • WordPressのアップデートの必要性を確認したい担当者
  • アップデートを制作会社に依頼すべきか判断したい方

向かない人

  • WordPress自体の技術的な仕組みを詳しく学びたいエンジニア・開発者

WordPressとは何か?なぜこれほど普及しているのか?

WordPressはオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)で、無料で利用できます。HTML等の専門知識がなくてもブログやお知らせの投稿・更新ができ、カスタマイズ次第でさまざまな機能を実装できるため、中小企業のWebサイトでも広く採用されています。

そのシェアは世界的に見ても圧倒的です。

海外のWebサイトも含めたCMSのシェアを示した円グラフ

2023年5月時点で、WordPressのシェアはCMSを使用したサイトのうち63.3%(インターネット上のすべてのサイトのうち43.2%)を占めます。

日本語のWebサイトを対象したCMSのシェアを示した棒グラフ

日本語のCMS使用サイトに限れば83.1%(2024年9月時点)にのぼります。(出典:w3techs.com

WordPressのセキュリティは本当に弱いのか?

「WordPressはセキュリティ的によくないと聞いた」というご質問をいただくことがあります。これは正確ではありません。WordPressのセキュリティが弱いのではなく、シェアが高いため攻撃の標的になりやすいという意味です。

利用者が多いサービスほどスパムや不正アクセスの対象になりやすいのは、WordPressに限った話ではありません。適切に管理・アップデートしていれば、WordPressは安全に運用できる優れたCMSです。逆に言えば、アップデートを怠ることがリスクを生みます。

»関連記事:ホームページ制作・運用に関わるセキュリティ対策とは?SSL化とWordPress対策を解説

WordPressのアップデートにはどんな種類があるのか?

WordPress本体のバージョンアップには「マイナーアップデート」と「メジャーアップデート」の2種類があります。

マイナーアップデート(自動推奨)

セキュリティ強化や細かな不具合修正が主な内容です。「WordPress 5.6.1→5.6.2」のようにバージョンの3桁目が繰り上がるものがこれにあたります。デフォルトでは自動でアップデートされる設定になっていますが、手動更新に切り替えることも可能です。

セキュリティに関わるリリースは、いつ公開されるか事前に予測することができません。本来は常に最新版に保つことが望ましいのですが、それが難しい場合でも、最低限のセキュリティ対策として、マイナーアップデートの自動更新は有効にしておくことを推奨します。アットノエルが管理するサイトでも、マイナーアップデートは自動更新の設定にしています。

メジャーアップデート(手動推奨)

新機能の追加など大規模なアップデートです。「WordPress 5.5→5.6」のようにバージョンの2桁目が繰り上がるものがこれにあたります。サイトの仕様によってはレイアウトや挙動が変わる可能性たバグがある場合も考慮し、手動でのアップデートを推奨しています。検証環境で動作確認をしてから本番環境へ反映するのが安全です。対応に不安がある場合は制作会社に依頼することをおすすめします。

プラグイン・PHP・MySQLのアップデート

WordPress本体だけでなく、プラグイン(拡張機能)・PHP・MySQLなどのプログラムも定期的なアップデートが必要です。これらも古いバージョンのまま放置すると脆弱性が生じます。

WordPressのアップデートを放置するとどうなるのか?

脆弱性を突かれてサイト改ざんや情報漏洩のリスクが高まります。「小さなサイトは狙われない」という油断は禁物です。サイトの規模に関係なく、古いバージョンのWordPressは攻撃対象になり得ます。

具体的に起こりうる被害には以下のようなものがあります。

  • サイトが表示されなくなる・まったく関係のない内容に書き換えられる
  • 来訪ユーザーをマルウェア感染のリスクに巻き込む
  • メール送信機能を悪用されスパムメール送信の踏み台にされる
  • ユーザーの氏名・メールアドレスなどの個人情報が漏洩する

»関連記事:Googleの検索結果がおかしい!?サイト改ざん事例・復旧方法

よくある質問

Q. WordPressのアップデートは自分でできますか?

A. マイナーアップデートは自動更新の設定にしておけば対応不要です。メジャーアップデートは手動での対応が必要で、サイトの仕様によっては表示崩れが起きることがあるため、制作会社に依頼することをおすすめします。

Q. アップデートでサイトが壊れることはありますか?

A. メジャーアップデートの場合、プラグインとの相性問題などでレイアウト崩れや機能不具合が起きることがあります。事前に検証環境で確認してから本番環境に反映することで、リスクを大幅に減らせます。

Q. WordPressのアップデートをアットノエルに依頼できますか?

A. はい。運用サポートのなかでWordPressのアップデート対応を行っています。検証環境での確認から本番反映まで対応します。詳しくは「Webサイト保守の内容と費用の目安」をご覧ください。

まとめ

WordPressのアップデートは、セキュリティリスクを下げるために定期的に行う必要があります。放置するとサイト改ざん・情報漏洩のリスクが高まります。

  • マイナーアップデートは自動対応・メジャーアップデートは手動で慎重に行う
  • WordPress本体だけでなくプラグイン・PHP・MySQLも対象
  • サイトの規模に関わらず、古いバージョンは攻撃対象になり得る
  • メジャーアップデートは制作会社に依頼するのが安全

WordPressのアップデート対応・運用サポートについては、アットノエルの運用サポートをご覧ください。

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