Webサイト保守の内容と費用の目安

Webサイト制作後(あるいはリニューアル後)の運用サポートについて、お問い合わせいただくことも多いです。

アットノエルの場合、制作後の運用サポートとしては、「Webサイト保守」「Webコンサルティング」の大きく2つにわかれるのですが、今日は「Webサイト保守」について、その内容や費用をご紹介していこうと思います。

Webサイト保守とは

Webサイト保守とは、制作したサイトを正常な状態に保つこと、問題なく運用できる状態を維持することを言います。

かみくだいて言えば、定期的なチェック&メンテナンス、といったところです。

制作した時点で、Webサイト自体に何も問題がなくとも、例えば連携させているSNSの仕様が変わったり、ブラウザの仕様が変わったり、セキュリティ的に対応しなければならないことが出てきたりします。

そういったWebサイトをとりまく環境の変化への対応も含め「保守」と呼んでいます。

※制作会社によって「保守」の対象範囲も若干異なる場合があるのですが、アットノエルでは、テキストの修正・画像の差し替え等、軽微な更新作業や、制作業務外の対応も「保守」として可能な限り柔軟にフォローさせてもらっています。

 

Webサイト保守の内容と費用

代表的な保守範囲を挙げさせていただきます。

これらの保守範囲をどこまで対応するべきかご提案やヒアリングのうえ、お⾒積りさせていただいています。

ドメイン・サーバー管理

ドメインやサーバーの契約・管理をさせていただきます。

例えば、Webサイトのデータ管理や、サーバー障害時のサーバー会社とのやりとり、メールアドレスの発行や停止等の管理、メールソフトの設定サポートなどなど。

また、他にはこういったメールに関する不具合対応も含まれます。

仕様変更対応

ブラウザの仕様変更等の対応

Google Chromeやsafari、Microsoft Edge等、Webサイトを見るためのソフト「ブラウザ」。
最近は比較的少なくなりましたがブラウザのバージョンアップに伴い、不具合が起きた場合に対応します。

SNSの仕様変更等の対応

例えばInstagramの新着投稿をWebサイトに自動表示させている。この場合Instagramが提供しているプログラムを利用して埋め込むのですが、そのプログラムが仕様変更になると、表示されなくなる、といったことが出てきます。
X(旧ツイッター)、facebook、Instagram等のSNSとホームページを何かしら連携する場合はこういったことも考えなければなりません。

GoogleAnalytics 仕様変更の対応

最近ですと2023年7月、アクセス解析プログラム「GoogleAnalytics(以下GA)」のバージョンアップがありました。
旧GAではアクセスデータが取得できなくなり、新しいGAの切り替え・設定が必要となりました。

WordPress関連

WordPressの操作サポート

「操作するのが久しぶりで忘れてしまった」「担当者が変わったのであらためて操作方法を教えて欲しい」
といった場合等のフォローになります。

WordPressの⾃動アップデートによる不測のバグ対応

WordPressはちょっとしたアップデートであればプログラムによって自動で実施されます。
多くの場合、問題はないのですが、念のための確認や、もし不具合があった場合にはもちろん対応が必要となります。

WordPressのメジャーアップデート

自動では行われない大きなアップデートの対応です。
検証環境を別途用意し、問題がないことの確認、プログラムの修正が必要な場合の対応です。
また、必要に応じて、phpやMySQL等のアップデート対応も合わせて行う必要があります。

プラグインの定期アップデート対応

WordPressを利用する際、プラグイン(拡張機能)を利用することも多いです。
前述したWordPress本体のバージョン管理はもとより、これらプラグインのアップデートも管理しておくことが望ましいです。

関連記事:WordPressのアップデートが大切な理由

更新作業関連

テキスト修正・画像差し替え等の更新作業、あるいは新規ページの作成などが、定期的に発生する場合は、保守作業として定額にて承っています。

その他

  • フォーム経由の迷惑メール軽減対応
  • 定期的なプログラムの挙動チェック
  • 定期バックアップ 及び 緊急時の復元
  • サーチコンソール(※1)のエラーチェック 及び 対応
  • ご相談対応全般

※1:WebサイトがGoogleにきちんと認識されているか、Webサイトの最適化に使用するツールのひとつ。Googleのサービスです。

費用の目安

繰り返しとなりますが、これらの基本的な保守範囲をどこまで対応するべきかご提案やヒアリングのうえ、お⾒積りさせていただいています。

目安としては、1サイトにつき、月額およそ1万円〜3万円程度になることが多いです。

月額定額制ではなく、必要に応じたスポットでの対応も可能です。都度実施内容をヒアリングのうえ、お見積りさせていただきます。

 

保守ではこんなことも

これまでに挙げた内容以外にもWebサイトを運用していれば、想定外のことがおきる場合も当然あります。
さらっとレアケースのご紹介です。

  • ウイルス感染したという詐欺メールをクリックしてしまった
  • コンテンツが他社にパクられた
  • PC・スマホを買い替えたいのでアドバイスして欲しい
  • 仕事に活用できるWebサービスを教えて欲しい
  • ChatGPTを活用できないか相談にのって欲しい
  • ネットが繋がらなくなってしまった

もはやWebサイトは関係ない内容も多いですね(笑)

いずれにせよ、Webサイトをとりまく環境って、Webサイトそのもの、サーバー、ネット環境(プロバイダ)、デバイスなどなど、関連する機器が多くって、なにか不具合が起きた際に、何が原因で誰に問い合わせればいいのかわかりにくい。

例えば「急にサイトが重くなった」という事実だけだと、

  • ブラウザのアップデートによりWebサイトのプログラムが何かしら読み込めていない
  • サーバーにアクセスが集中している、あるいは障害が発生している
  • 他のデバイスで見ても問題がない場合、そもそも見ているPCに問題があるかもしれない
  • ネット回線が不安定、あるいは接続しているケーブルの接触不良

などなど、いろんな可能性が考えられるわけです。

原因に目星をつけて、Webサイトやサーバー等、弊社での対応範囲であればもちろん処置をし、そうでなければ問い合わせ先を教えて差し上げたり、わかる範囲でアドバイスして差し上げたり。

ネット関連でなにかおきた際の問題の切り分け役、相談役とでもいいましょうか。

また、他社さんからWeb関連サービスの営業を受けた際、セカンドオピニオン的に、アドバイスを求められることも多いです。

本来の「Webサイト保守」とは少しずれているかもしれませんが、そういった役割も担わせてもらっています。

 

運用体制も大切

内容的に少し専門用語が多くなってしまいましたが、なんとなくでも伝わりましたでしょうか。

Webサイト制作というと、どうしてもどんなWebサイトにしようか、デザインはどんなものがいいか、制作費用は?といった「制作時」に目が向きがちですが、どういう体制で運用していこうか、といった「制作後」の体制もとても重要というお話でした。

柔軟に対応しますので、気軽にご相談くださいね。

ではでは!

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